「たかがパジャマに、数万円も出すの?」
正直にお話しします。私が最初にリカバリーウェアを知ったとき、真っ先にそう思いました。
高機能なマットレスや枕にお金をかける価値はわかる。
でも、「着るもの」を変えるだけで、そんなに違いがあるの? と。
趣味や仕事で忙しく、慢性的な「なんとなくの不調」を抱える30代。
「本当に楽になるなら欲しい。でも、効果がなかったら…」
私も、高い買い物だからこそ失敗したくないという気持ちが強かったです。
この記事では、実際に着用し続けている筆者が、リカバリーウェアが合う人・合わない人の違いと、「効果なし」と感じやすい理由を、体験ベースで整理しています。
【この記事の結論】
リカバリーウェアは「治す服」ではなく、着るだけで休息スイッチを入れる「環境を整える服」です。
向いている人:忙しくてケアの時間がない人、エアコンによる冷えや寝起きのだるさが気になる人
向かない人:着用してすぐの劇的な治療効果を求める人、強い着圧感が好きな人
今日からできること:まずはトップス1枚を「部屋着」として取り入れ、エアコンとの相性を試してみる
リカバリーウェアが向いていない人(おすすめしない人)
まずは、買ってから後悔しないために「おすすめしない人」の特徴からお話しします。
ここを読み飛ばすと「思ったのと違う」となりかねないので、しっかりチェックしてくださいね。
劇的な「治療効果」を求めている人
リカバリーウェアの多くは「一般医療機器」として届け出されていますが、これは「着た瞬間に病気が治る」魔法の服ではありません。
もしあなたが、激しい痛みや深刻な不眠症を抱えていて、「薬の代わり」として即効性を期待しているなら、まずは専門医の受診をおすすめします。
リカバリーウェアはあくまで、「体が本来持っている回復力を邪魔せず、整えやすくする環境を作るもの」だからです。
「ギュッとした締め付け」がないと落ち着かない人
運動時に着る「コンプレッションウェア(着圧ウェア)」と混同されることがよくありますが、真逆の性質です。
- コンプレッションウェア:
筋肉を締め付けて、パフォーマンスを上げる - リカバリーウェア:
体を締め付けず、リラックス状態へ導く
「着圧がないと逆に疲れる」というタイプの方には、リカバリーウェア特有の「ゆるっとした開放感」は物足りなく感じるでしょう。
化学繊維の肌触りがどうしても苦手な人
ここも重要なポイントです。
機能性を高めるため、特殊な鉱石を練り込んだポリエステルなどの化学繊維が使われている製品が多いです。
最近は「コットンのような肌触り」を実現しているものも増えましたが、天然素材の綿100%に比べると、肌なじみが違うと感じることもあります。
リカバリーウェアが向いている人(合う人)
逆に、以下のような悩みを持つ人にとっては、リカバリーウェアは「かなり頼れる時短ケアアイテム」になり得ます。
忙しすぎてセルフケアの時間が取れない人
仕事に家事、趣味の運動。30代の私たちはとにかく時間がありません。
「お風呂にゆっくり浸かる」「ストレッチを入念にする」のが良いと分かっていても、疲れてそのままベッドへ……という日も多いはず。
私がリカバリーウェアを愛用する最大の理由がここにあります。
仕事から帰宅し、ヘトヘトになった夜。
お風呂上がりにリカバリーウェアに袖を通すと、「着た」というただそれだけの行為で、スイッチが切り替わるのです。
「今日はもう何もしなくていい」
「着ているだけで、私は私の体をケアしている」
そんなふうに思える肌触りの良さと安心感。
この「ケアできているかもしれないという肯定感」こそが、忙しい女性のメンタルを救ってくれると私は感じています。
睡眠環境に投資する価値を感じている人
枕やマットレスにはこだわるのに、パジャマは「使い古したTシャツ」という方は意外と多いです。
しかし、肌に直接、長時間触れ続けるのはパジャマです。
人生の3分の1を占める睡眠時間。その質を少しでも上げるための投資は、決して贅沢ではありません。
実際にBAKUNEを着たレビューは以下の記事にまとめています。
【体験談】高温多湿なマレーシアで感じたこと
現在、私が住んでいるマレーシアは常夏。日本の真夏のような蒸し暑い日が続きます。
「そんな暑い国で、長袖のリカバリーウェアなんて着られるの?」と思われるかもしれません。
結論から言うと、「私の環境では、エアコンとセットで使うことで真価を発揮した」と感じています。
吸汗性はそこそこ。でも冷房の風がつらい人には助かる
正直にお伝えします。
汗を瞬時に吸い取る「吸汗速乾性」だけで比較すれば、スポーツウェアや薄手のコットンの方が優秀だと感じることもあります。
エアコンを切った部屋なら、さすがに暑いです。
汗もかきます。
しかし、現代の生活では、寝ている間もエアコンをつけていることがほとんどではないでしょうか?
薄手の綿Tシャツで寝ていた頃、朝起きると体が冷え切って重だるい…。
いわゆる「冷房バテ」を感じることがよくありました。
汗をかいた後に冷風が当たって冷える、あの感覚です。
リカバリーウェアに変えてから驚いたのは、この「冷房の風から守られている感覚」です。
生地に練り込まれた特殊素材のおかげなのか、エアコンが効いた部屋でも、体の芯が冷えすぎないように感じます。
表面はサラッとしているのに、内側はほんのり守られているような温かさ。
私の場合は、特にここが変わったと感じています。
- 寝起きのだるさが、前より気にならなくなった
- 夜中に寒さで目が覚める回数が減った
これが、私が高温多湿なマレーシアでも長袖を着ている理由です。
「涼しいのに、冷えない」。
この絶妙なバランスこそが、私が個人的に救われたと感じているポイントです。
リカバリーウェアの仕組み|なぜ整うと言われるのか
なぜ、ただの服がそこまで注目されるのか。
怪しく思われないよう、科学的な仕組みについて簡単に触れておきます。
多くのリカバリーウェア(一般医療機器届出済みのもの)は、繊維に特殊な素材や鉱石が練り込まれています。
製品によって素材や呼び方は違いますが、たとえば「PHT」のように、独自技術名が付いているものもあります。
これらが体から発する熱(遠赤外線)を輻射することで、一般的には、次のような働きが狙いとされています。
- 遠赤外線作用で、体を優しく温める
- 血行を促進しやすい環境を整える
- 筋肉のこわばりが気になるときに、リラックスしやすい状態をサポート
- 結果として、質の高い睡眠へつながる
つまり、魔法ではなく「血行促進」や「温熱効果」という物理的なアプローチなんですね。
リカバリーウェアの効果や仕組みについて、もう少し全体像を知りたい方は、こちらの記事で詳しくまとめています。
結論|効果なしと感じる人/合う人の最終チェック
リカバリーウェアは、決して安い買い物ではありません。
最後に、あなたが「買って後悔しない人」かどうか、整理してみましょう。
私が思う「合う・合わないの決定的な違い」は、“治すための服”だと思っているか、“整えるための服”だと思っているか。
ここがズレると「効果なし」と感じやすいです。
リカバリーウェアは効果なしと感じる人の特徴
リカバリーウェアは効果がないと感じる人は、以下のような特徴があるように思います。
- 「着るだけで病気が治る」と、過度な期待をしている人
- あまりにも忙しく、休息時間が極端に不足している時期の人
- 「着圧」による強制的な補正を求めている人
まずは「睡眠時間の確保」が最優先の状態だと、ウェアの良さを感じる余裕がない場合があります。
リカバリーウェアが「合う人・おすすめな人」
反対に、リカバリーウェアが合う人は以下のような方々だと思います。
- 「着るだけ」で完結する時短ケアが欲しい人
- エアコンによる「冷え」や寝起きのだるさが気になる人
- 締め付けのない、リラックスできる着心地を求めている人
- 睡眠環境(パジャマ)への投資を惜しまない人
なお、「温めるよりも、とにかくリラックス感を重視したい」「締め付けがあると逆に疲れてしまう」という方には、非着圧設計で休息向けにつくられたVENEXという選択肢もあります。
リカバリーウェアに効果がないと思う人向け|よくある質問
ここでは「リカバリーウェアでは結局効果ないんじゃないの?」「リカバリーウェアは向いているか向いていないかわからない」と迷う人へ向けて、よく聞かれる質問とその回答を紹介します。
Q. 着るだけで本当に疲れが取れますか?
劇的な治療効果はありませんが、血行促進やリラックス効果により、翌朝の「体が軽い」といった感覚の変化を感じる人は多いです。
Q. 夏場や暑い地域でも着られますか?
エアコンを使用する環境であれば、むしろ「冷え対策」として快適に過ごせます。吸汗速乾性のある素材を選ぶのがコツです。
Q. 1日中着ていても問題ないですか?
問題ありません。締め付けがないため、休日のリラックスウェアとして長時間着用するのもおすすめです。
Q. 洗濯機で洗えますか?
多くの製品は洗濯機で洗えますが、機能維持のために洗濯ネットの使用が推奨されています。乾燥機は避けるのが無難です。
まずは「部屋着」をリカバリーウェアに変えることから
もし迷っているなら、まずはパジャマとしてではなく、お風呂上がりの数時間を過ごす「部屋着(ルームウェア)」として取り入れてみるのはいかがでしょうか?
もしまだ迷うなら、いきなり上下セットにせず、まずはトップス1枚を部屋着として試すのがいちばん安心です。
着心地や冷房との相性を確認してから増やすと、「思ったのと違った…」を避けやすくなります。
それでは、今回のおさらいをまとめます。
- リカバリーウェアは治療器具ではなく、遠赤外線作用などで休息環境をサポートするアイテム。
- 「即効性」や「着圧」を求める人には不向きだが、忙しい人の「時短ケア」としては優秀。
- 高温多湿な環境でも、エアコンによる寝冷えを防ぐために長袖を活用するのは有効な手段。
- 失敗しないためには、まずはパジャマ前の「部屋着」として1枚から試すのがおすすめ。
クタクタになって帰ってきた夜。
その袖を通した瞬間に「ふぅっ」と肩の力が抜け、自分を労る時間が始まる。
そんな「心と体のスイッチ」として、リカバリーウェアは私にとっては金額以上の価値を感じられる投資でした。
あなたの忙しい毎日に、少しでも「安らぎの時間」が増えますように。



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